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「GANTZ」(2010)その2。 [映画・テレビ]

松ケンは、いつもそうだが不思議に収まりが良い。あぁ加藤だなと。似てないのにね。
対して、ジャニーズの子はとても損。ケイちゃんは最初魅力ないし、その後はやなヤツだし。
その辺を足早に進めるための、原作と違うセリフの小芝居がいちいち寒い。
映画終盤、絶望の嗚咽を漏らす辺りからやっと感情移入出来るキャラに。
後半は楽しみかも。
仁王や仏像が暴れるCGは比較対象がないから楽しい(先のヤマトはギャラクティカを真似し過ぎて、当然のように劣っていた。劇場作品が先行するテレビドラマを模倣して然るべく負ける。そういう無念がない)。
ただし、仁王像の足元をちょろちょろする二宮くんの動きは滑稽。これは彼のせいではなくコンテが悪いのだと思う。
スーツのデザインと質感と壊れ方はとても素晴らしい。マッチョは微妙。
松ケンと対峙して存在感で負けなかった西くんの役者はたいへん小憎らしくて良かった。
ねぎ星人の子供のデザインと声はヤバイ。まったく正しい。

松ケンの、作中でも偽善と揶揄される無償の愛の成分を原作から改変したことは必要なかったのでは?
あれでは映画での彼の行為は贖罪の意味を持ってしまうし、二宮くんに偽善者と罵られたときに全く以て返す言葉がなくなる。どうしてあんな安易な設定を盛り込んだんだろう。この点は後編に生かされなければ大失敗だ。
あと、おこりんぼ星人戦の「延長」とか?GANTZ優しくなった?尺の事情はわかるけども。
岸本の末期はグググッと一方的にチューをがっついて力尽きた、みたいでかわいそう(笑)
松ケン少しくらい迎えに行く気配だけでも出してやればいいのに。そういう気の利かなさとか、彼と彼女、彼と世界の無情な距離感てことなのかな。

来月公開される後編の頃には誰も彼もどこもかしこも救われて、平和な気持ちでフィクションの惨劇を楽しく見れたらいいなと思いますよ。
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マイン

当方にnice!をありがとうございました。
西君役の子はイメージがピッタリでしたね!!!
尺はガッツリ縮められてましたが、後編が楽しみです^^

ラストは正直予告編観た時になんとなくわかってしまいましたが。。。汗^^;
by マイン (2011-03-20 22:09) 

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