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「ゼロ・グラビティ」(2013) [映画・テレビ]

なんとか帰りついて、なんとか復活出来ました。

無限に回転し振り回され続ける続ける恐怖。
あぁスゴい映画だった、もうおなかいっぱい、と思ったのが冒頭の寸劇に過ぎなかったという…映画の終わりの無い恐怖。作品の着地点の見当がつかない恐怖(あ、うまいこと言いましたか?)。
実際、アトラクションにうっかり乗ったら一時間半回転し続けますと言われたような絶望感。
見終わって場内見回したら、近くのカップルの女の子のほうが撃沈して座席でグッタリしてたし。
あらら…可哀想に。

映画的な感想も少し。
ストーリーも何もない暴力的な3DCGを楽しむことに特化したアトラクションムービーなのかな…それにしちゃサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーは贅沢じゃないかなとか思ってたら、あまりにも暴力的な3DCGが突出してますが脚本も緩急効いて逆転逆転また逆転、ピンチも諦観も幻覚もユーモアもあって、なによりちゃんと主人公の成長まで描かれてるという…ホントにちゃんとした映画でしたわ。
暴力的な3DCGがスゴ過ぎるだけで。
まる24時間たちましたけど、まだ頭の中に無限の回転が残ってる感じでツライ…。今夜も別の映画を見てスキヤキごちそうになったりしたんですが、今夜のではなく昨日の映画の影響が残ってるという…。
いや、恐ろしい映画体験でしたわ。

あ、あと、スゴいなと思ったのは冒頭「錯覚」があったんですよね。アップになったサンドラ・ブロック見て「あ、このヒト、おっきい。5~15m?」という大錯覚。
リュミエール兄弟の時代の、映画見たことないヒトじゃないんだから、画面のキャラが大写しになったのを見て巨人だ!とか思った自分にビックリ。
ボクが間抜けなだけなのか、誰にもそう思わせる仕組みが演出されてたのか…二度と3Dで見ることはないだろうから確認も出来ませんが不思議な体験でしたね。
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