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イコライザーにDIY欲を刺激される。 [映画・テレビ]

映画全体も面白かったが、特にあるシーンに触発されて(!)観賞後、その晩のうちに買ったまま箱も開けてない組み立て棚三つのうち二竿を、これも買ったまま未使用の電動ドリル(ネジ?)であっという間に完成させてしまった。
基本、引き金ひいてネジ締めただけだけどー(笑)
こんなんアメリカのプロの大工が使うもんだと思ってたけど、さすが電力だと楽だわ〜。
あと一つ大ものの棚を残すのみ!
映画のおかげだ^ ^
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まぁイコライザーと電気ドリルに刺激されたのが、DIY欲以外でなくて良かったって話ですよ。

「DOOM」(2005)カール・アーバン祭りは続くよどこまでも。 [映画・テレビ]

どこまでもは嘘だな。あと2本くらいかな。

肉の主役がロック様で、役者の主役がアーバンてとこか。
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目力で売ってるアーバンさんだが、リング上で、煽り映像で、片眉をあげて一睨みするだけで相手を圧倒してきたロックさまと対峙するとどうにも分が悪いところからスタート。終盤ラスボス化するロック様と銃を捨ててプロレス。ボクは見て面白かったけどシューティングゲームファン的には。
全体、シンプルで割り切ってて大正解の職人技映画化って感じ。お手本にすべきだわ。
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…書いてて思い出したけど、「オールモストヒューマン」でジーナ・カラーノ嬢に叩きのめされてた時と勝ち方一緒だ。


全然覚えてないけど、2007年にも見ていたらしい。
http://inuinunekoneko.blog.so-net.ne.jp/2007-12-04-1

「ラストスタンド」(2013) [映画・テレビ]

シュワちゃんの復帰作。
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この後、「サボタージュ」の前にスタローンとの共演作があるのかな?
これは韓国人監督のハリウッドデビュー作だそうで、韓国漫画原作の「プリースト」に続いてなんだか韓国づいてる…。

それにしても、なんだろうこの既視感にあふれた砂まみれの風景、砂漠の真ん中で孤立した田舎町、圧倒的な武力で襲いかかる悪党に、団結して迎え撃つ街に暮らす兵士ではない人々。彼らの必死の抵抗が無情な戦力差で押しつぶされていくこの設定、ボクは間違いなくどこかで見てるんですが。

アレだ!
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ワイルドセブン!(またかよ!)
しかも主人公の置かれた状況で言えばあの中盤最も脂ののった名中編「熱砂の帝王」!
アメリカ西部の孤立した田舎町を舞台に900台のバイクで街を包囲して襲いかかる不良バイク族、迎え撃つのは街を支配するハイジャック犯秋戸十字郎と我らが飛葉大陸、そして僅かな住人のみ。
面白かったよなぁ、「熱砂の帝王」!
本作はまさにあの不吉なアクションの下位互換!
まぁ、町民のほとんどがフットボールか何かの応援で町を離れて留守番は保安官と老人ばかりと、バトルフィールドの設定はわりと悲劇性が無いように配慮されてる感じです。シナリオ的にもわりと一本調子。戦いが始まってしまえばシュワちゃんは無双。裏表のない保安官が押し出していくような後半の単純さは、町を護るべき人間の不誠実さが町を護ることと悪魔的に両立するように、さらに高位の計画に織り込まれていたワイルドの深みには及びませんでしたけど。
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でもさっぱりしてて全て取りこぼしなく回収してカタルシスもあったのだから、何の不満を言うことがありましょうか。 やっぱり「サボタージュ」という破格に良いものを見てしまったから、今ちょっと観客の目盛りがバカになってるんでしょうね。

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今回の収穫。昔っからいろんなとこで見かけるこの方の名前が分かったこと。ルイス・ガスマンさん。
そして悪役をやることも多かった彼に無条件に親しみを感じてしまう理由も判明。

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「プリースト」(2011)カール・アーバン祭りの始まり〜ドーンドーンドーン(太鼓) [映画・テレビ]

と歩き出したら1本目が「レギオン」監督主演コンビという地雷。一歩目で片足吹き飛ばされた気分ですドーンドーンドーン(太鼓じゃない)。

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<allcinemaより引用>韓国のカルト・コミックスを「レギオン」のスコット・スチュワート監督&ポール・ベタニー主演コンビで実写映画化した3Dアクション。ヴァンパイアとの戦争で世界が崩壊し、人類は修道会が築いた壁の中で生活している未来世界を舞台に、修道会の掟を破りさらわれた姪の行方を追って外の世界へと飛び出した伝説の戦士プリーストの闘いを描く。共演はカール・アーバン、カム・ジガンデイ、マギー・Q、リリー・コリンズ。
 はるか未来の地球。ヴァンパイアとの長年にわたる戦いの果てに、人類は高い壁で囲われた要塞都市を各地に築き、その中に籠って暮らしていた。都市は修道会に支配され、ヴァンパイア征伐の功労者である伝説の戦士“プリースト”たちは報われぬ日々を送っていた。ある日、一人のプリーストのもとに、兄家族がヴァンパイアに襲われ、姪のルーシーがさらわれたとの知らせが届く。ヴァンパイアの新たな脅威を修道会に訴えるも彼らは聞く耳を持たず、都市の外に出ることも禁じられてしまう。しかしプリーストの決意は固く、ルーシーを救出すべく、修道会の命令を無視して荒野が広がる外の世界へと旅立つのだが…。



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基本くそですわ…面白い設定(厨二的に)なのに(笑)厨二が見るなら見るでもう少しちゃんと作ってやりゃいいものを。
ダメに作らなきゃいけないって決まりはないだろうに。

教会の頑迷さとか、バンパイア、プリースト双方の作戦につくハテナマーク、行動の手際の悪さはまぁ原作のあるものだからソッチ由来で動かせないものだったのかもしれないからまぁ良いとしてもさ。

劇中の会話は必要なことを一切話さず、不必要なことだけを精査して並べたかのようなざまだし、このレベルの脚本にありがちな答えを観客に見せた後に登場人物が問いを発するというテレコテレコで行きつ戻りつまどろっこしいし、決着もまぁトンチンカンだし、90分無いとはいえ、目を開いているのも、心折れずに鑑賞するのもまぁ一苦労、大変だよまったく。僕はリモコンを椅子から離れた場所に置くという知恵を使ってなんとか最後まで見ましたよ。
カール・アーバンはプリースト姿とマカロニウェスタン調のカッコが見れたからまぁいいのか?として、ポール・ペタニーはなんなんでしょう、主演作がC級D級のキリスト教系狂信映画専門俳優みたいなことになってるけどどういう事情なんだ。
マギーQはあちこち頑張ってるなぁ。ボクの見たがるようなジャンルによく出てるのは良いのか悪いのかわからんけど。
走る豪華列車の中での家具を破壊しながらのバトルはスティールボールランのワンシーンのようで楽しかったけど…。


こないだの「アイフランケンシュタイン」と同じ棚に大切にしまってすぐ燃やす感じで、立ち直って生きていこうと思います。

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「イコライザー」(2014) [映画・テレビ]

劇場。
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あぁ、これがいわゆる普通のハリウッド映画なんだろうなぁと。その枠の中で良いとか悪いとか評価される感じの。
コレは良い方でしたよ。ちゃんとしてる感じの。
こないだの「サボタージュ」が異端なんでしょうね。実際アレはインディペンデントな規模の映画だそうだし(それでも日本の大作何本分かそれ以上なんでしょうけど)。
デンゼル・ワシントン演じるホームセンターの正社員が勤め先の商品を使って、女を殴るポン引き、レジ強盗、悪徳警官、ロシアンマフィア、肥満した同僚の体脂肪と戦う仕事人ちっくな粗筋。
CMは秒数を切って敵を片付けるってとこだけを宣伝してたおかげでずいぶんミスリードしてしまった気がする。そこから連想する痛快な話ではなかったよ。それが悪いってんじゃないけどさ。
軽々しいファンタジーにならなかったのは時代の要求なのか、デンゼル・ワシントンのエクスペンタブルズに出るような役者にはなりたくないという主張なのか。
描かれる暴力は痛いし、重いし、残るし、心への暴力は実に禍々しかったけれども、良いところも悪いところもハリウッド映画という枠の中の嵐みたいな。

いつCMみたいに暴れ出すんだろうと期待しつつも、地味に丁寧に描写されるデンゼルの日常表現の積み重ねが愛おしい(笑)目覚ましが鳴るとベッドはきれいに整えられている。一人で食事を終えた彼が皿を洗うのだけど、そのあとシンクもさっと拭いて布巾をたたむ所作とか丁寧でやり慣れた感が素晴らしかった。事件が始まらなくてもいいんじゃないかと思う感じの。
まぁ始まっちゃうんですが。

武装した殺し屋たちに押入られて、まだ命を狙われてるのにアパートの部屋に帰ってアレコレしてるのに「エッ」と思ったけど、アレは絶対の自信なのか?
そして事件後、歌手志望の女の子にあっさり見つかったところを見ると引っ越しもしなかった様子。
またどっかで違う履歴で暮らすのかと思ったけど、わりと図々しく生きてくつもりみたいでちょっとニヤニヤ。悪党とはいえたくさんの人間を店の商品で殺しまくって爆発起こして、商品全部水浸しにしたホームセンターに「あれ〜、いったい何があったんです?」とか言って、そのまま勤め続けてる可能性すらある。

ところで、彼は彼女の歌を聴いたの?CDもらってたけど。
エンディングにサントラに収録されないようなつたない素人の部屋録が流れても微笑ましくて楽しかったと思うけど。

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「エクゼクティブ・ディシジョン」(1996) [映画・テレビ]

テレビ。
単純な映画なのに、何度見ても面白いのはどうしたことか。
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(そして、この絵は必要だろうか…)


イスラムのテロリストを演じるデヴィッド・スーシェが小太りの小男でないということを知ったのは本作だ。
セガールがあぁなって特殊部隊の指揮を引き継ぐジョン・レグイザモもこれ以上の良い役で見たことがない。(「ゲーマー」とか「ハプニング」とかロクでもないものばかり選んで見てる此方にも問題はある)
セガール映画の中でも群を抜いて面白い(すぐに死ぬからだと言われてますが…)。
というか唯一面白い映画だよね。

「サボタージュ」(2014) [映画・テレビ]

劇場。
シュワちゃん率いる麻薬取締局最強の特殊部隊メンバーが一人また一人と殺されていく。
雑なアクションかと思いきや。
意外と、と言っては失礼か。

不倫やなんやからの復帰ってな前作をまだ見てないのだけど、シュワちゃんなのを忘れてしまうリアルで大人な出来。何がスゴイってシュワちゃんの存在が嘘っぽくない。
佇まい的にも、なんかこう筋肉と老いの折り合いがついてきたというか。
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真ん中がシュワちゃん。右端のスキンヘッドがサム・ワーシントン。シュワちゃんの左隣のバイカー「グラインダー」役の俳優さんの名前がジョー・マンガニエロ。イイ名前。

エピローグ以外シュワちゃん映画的な無双ファンタジーが出てこず、作中の死は一つ残らず無残で痛々しくとても良い。 それにしても、なんだろうこのむごい何かの終わりだけを見せられた感…抗い難い悪運に飲み込まれ次々と殺されていく一騎当千のツワモノ達…リアルを突き詰めて溢れ出す神話性。
この感じ、ボクは間違いなくどこかで見てるんですが。

アレだ!
ワイルドセブン!
しかもテイストで言えばあの神がかりな出来の最終章「魔像の十字路」!
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納得。
本作はまさにあの不吉なアクションの魂の双子!
天才が違う道を登って同じ景色の山頂に至った奇跡!
もしワイルドセブンが実写化されるようなことがあれば(ありませんけど)きっとこんな空気感の傑作になるんでしょうね。

それにつけても、本作のスゴさはこの女優陣。事件を追う刑事と、ツワモノチームの紅一点がコレ(コレって失礼な…)。
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実力主義にもほどがあるだろ、と。結果、素晴らしい成果でしたけど!意外と山盛りなお色気シーンも含めて。

「メンタリスト season5」前半視聴。 [映画・テレビ]

今期はゲストに見知った顔が多くて楽しい。
初代のCBI上司(24の卑劣な大統領だった人)、
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巨漢禿頭ロンパリの三代目、
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ヤク中の売春婦の情報屋が新婚の妊婦になって帰ってきたり、
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過去の準レギュラーが自然な事情で登場してくれるのは嬉しい。


単発ゲストもフリンジで主役の眉なしの相棒だったんだけど半機械に殺されてなり済まされた女みたいな名前の刑事、
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サードウォッチ最終回に結婚したフィリピン系、
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やっぱり24でずっとふくれっ面のスーパーハカーの人…
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だからといって豪華ゲストで誤魔化すという風でもなく。 まぁ、何かをごまかせるほどの豪華ゲストではないとも言えそうですが、とにかく大事に作ってる感が好ましい。 そういえば、お馴染みのカルト教祖がカルト抜きで再登場してたな。カルトネタあかんのかな?

まぁ今シーズン最大のサプライズなゲストは10年前にレッドジョンに殺されたパトリックの娘の成長した姿の幻でしょうか。
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いつも事件現場の台所に侵入しては勝手にお茶を淹れて飲んでる罰があたって(笑)ジギタリスだか何だかを飲んじゃって救急に運ばれるような事態に。胃を洗浄して毒が抜けたらもう会えなくなったという気の毒さ。
これからはこの紅茶好きが飲んでるのを見るたびに、何かを求めておかしな中毒になってんじゃないかの心配か。

「ダークフェアリー」(2011) [映画・テレビ]

デルトロの創作ノートを読みながら、過去作を見直し中。これは録画はしてたけど、見てなかったのか、覚えてないのか。
今作、デルトロはプロデュース、だけなのかな?脚本もか。
父親が仕事で改修中の古い家に地下室があって、別れた妻の元からやってきた娘が地下に暮らす妖精のターゲットに。
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階段を降りる子供を天井に張り付いて見下ろす妖精?たち。せむしの子猿といった外見ですわ。


ガイ・ピアースが所謂愚にもつかない凡庸な父親役。なんで引き受けた?
子供の周囲でちょこちょこ不穏なことが起こりだすが親が信じてくれないというお馴染みの展開が腹立たしい。
光を嫌う醜い妖精?相手に、少女が一人でフラッシュを焚けるポラロイドで戦いを挑む構図。
この試練を乗り越えて少女と疎遠な父と父の恋人とが本当の家族に、というのも良いが、でもいっそアバンの悲劇を繰り返して、小さな醜い妖精に父娘が食い殺されるバッドエンドで終わっちゃっても良いかもしれない。

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ポアロ、残り一話。 [映画・テレビ]

「ヘラクレスの難行」視聴。
伯爵夫人…orz
このナチュラルボーン犯罪者は何があっても捕まっても死刑になっても堪えもしないし反省なんて無縁だろうと思ってたけど、なかなかの無惨な目に会ったなぁ。
それでも堪えもしないし反省もしてるんだかどうか怪しいもんだけど。
このまま流れで「カーテン」を見るのが勿体無いやら恐ろしいやらで、今回のシーズンに先駆けて放送されたドキュメンタリーを見始める。
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ポアロの時はともかく、インタビューに答えるデヴィッド・スーシェの吹き替えを熊倉さんがというのは少々無理があるなと思いつつ見てたんですが、彼が病み疲れたポアロのメイクを始めた辺りで、あ、これも見たらあかん奴や、ましてや先に、と慌てて停止。
どうしよう。
25年見てきてあと一時間半ちょっとで全部お終いだよ!



「オールモストヒューマン」視聴終了。 [映画・テレビ]

なんかまぁドリアンも無事査定を乗り切って廃棄されることもなく刑事として働き続けられることになって良かったじゃん。
屋台でラーメン食べながらアンドロイドが嬉し泣きして、人間が困って、新しい事件の報に二人で出動していく…ってな、かわいい最終回だったよ。
まだ見たいなぁ。

リディは科学者なのに言葉を正しく使うことが出来ないままだった。
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感情の不安定さを心配されているシリーズのドリアンが信用出来る、と言いたくて「彼は僕の子供の良いお母さんになれますよ!」的なことを安原義人さんの声で。ワロタワロタ。
僕的には今月コレとポアロのヘイスティングス(二代目)の復活でずいぶん楽しませてもらいましたよ。
ありがたいことで。
<犯罪捜査に活用されるテクノロジー>
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日本人にはお馴染みの分身の術。複数の犯罪者と対峙するとき、ジョンは右脚の義足で素早く動くことで残像をまるで分身のように見せることが出来、銃撃戦でも量的不利を覆すことが出来るのです…(まぁ嘘なんですが)。

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「オールモストヒューマン」残り3話。 [映画・テレビ]

13話で終わって続きがないのを知っている。
一話完結の刑事物だから、同じJJのアルカトラズみたいな畳めない大風呂敷とは無縁だろうと安心していたが、それでも何本かの縦糸が張られている。
目下のボクの心配は、それが適当に回収されるのか、だ。
主人公ジョンの片足を爆弾で吹き飛ばし二年間昏睡させていた犯人が元カノらしいのだが、彼の記憶はまだ戻らず事件も解決していない。
相棒のアンドロイド、ドリアンの生みの親は500体分のアンドロイドを作れるコアチップを持って「壁の向こう」へ亡命。そもそも「壁」ってなんだ。説明あったか?
アンドロイドであるドリアンの中に、あるはずのない子供時代の記憶があって、なぜ彼が持っているのか、誰が置いたのか。
意味深に引き合いに出されたジョンの父親にまつわるエピソードは披露されるのか。
ジョンは同僚の女性刑事を誘えるのか!(これは違うか)
すぐにシモに脱線するおしゃべりな科学者ルディの吹き替えが安原義人さんなのは嬉しかったが、もっともっと聞いていたい…セックスボットのボディチェックも麻薬組織への間抜けな潜入も面白かった。彼が喋り続けるエピソードはまたあるのか!(これも違うな)
なんてことだ…あと3話というのは勘違いだった。次回最終回だ。
「真実の行方」って。あぁまさにそいつが見たいんだよ…。


<犯罪に悪用されるテクノロジーたち>
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犯罪現場を汚染しDNAを破壊して証拠を無効化する爆弾。CSI涙目。
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監視カメラに映らないよう顔に吹き付けるスプレー。壁の反射も同様に偽装されてます。

「フライトゲーム」(2014) [映画・テレビ]

劇場。
謎のアクション俳優リーアム・ニーソン主演。旅客機内での連続殺人、全員容疑者…くらいの知識で鑑賞。
孤軍奮闘の航空保安官が空の密室で孤独に暴力満載の推理と捜査を頑張れば頑張るほど「人生がうまくいかなくて自棄になったハイジャック犯のテロリスト」というカタに自ら嵌まっていくという悪夢な展開。
機内から流出した映像がニュース映像として機内にフィードバックしてきて、正義感満載の乗客に犯人として袋叩きに合うくだりが堪らなく楽しい。
9.11後に厳格化された対テロリスト、対ハイジャック犯のルールをよーく踏まえた戦い方とか、なかなか楽しめましたよ。
乗客同様、主人公がなかなか信用させてくれない感じが良かったです。image.jpg

犯人の動機はありがちな、まぁ死にたい人が後付けで聞こえの良い理由を見つけた、程度のものでしたが、そこに時事ネタとして9.11の数字が乗ると鼻で笑うわけにもいかなくなる感じです。
アメリカ人ならさらに重たいグッとくる話なのかもしれません。
先に見たパーソン・オブ・インタレストの最終回でも私刑で撃ち殺されようとしている女性が、自分はあの日ペンタゴンに落ちた便に乗っていた、負傷者を助けて脱出した的な話しをしてましたが…ここでグッとくるべきなんでしょうかね。

ところで犯人が要求した乗客の身代金は$150,000,000。
この映画の製作費$50,000,000の三倍。
そして製作国であるフランスとアメリカ二カ国の興行収入合計($91,742,160)よりも多いというオチ付き。
リーアム・ニーソンで映画を撮るよりハイジャック一回の方が儲かる、なんて意地悪をムーミン谷のジャコウネズミみたいのに言われちゃうわけだ。

「パーソン・オブ・インタレスト season3」視聴終了。 [映画・テレビ]

サマリたんがアメリカ国民のナマデータへのアクセスを手に入れて本格始動。
ヒステリックなプライバシーテロリスト、倫理に欠けるアメリカ政府、邪悪な多国籍IT企業、土壇場で生ぬるい我らが幽霊たち…満足のクライマックスでした。

これで4の逆境スタートにつながるわけか。

デシマテクノロジーの顔として暗躍し続けて来た老人がノーランたちの叔父さんであることや、フィンチの恋人が実生活の嫁であることなど気にならんでもなかったがそれをマイナスしてもまだ面白かった。
それにしてもだ。
運命の恋人役に嫁キャスティングして、ジョンに君たちの愛は本物だ的なセリフを言わせるとかGOサインを出した奴の頭をノックしたい衝動に駆られるトコロですが、うっかり裏側知らなけりゃ関係ないもんね。

もう少し、ボクも耐性を高めないとな。

若き日の山村紅葉さんが三番手あたりで出てる二時間ドラマを100本くらい見れば慣れるかな。


最近は愛され成分の増してた(ショウさんの)元上司が無双、全部持ってったなぁ…。

パーソンオブインタレストseason4#1先行放送 [映画・テレビ]

BSスカパー。
字幕版でしかも字幕を隠すサイズの告知が出っ放しというクソ仕様。
そして個人的にはまだ3の後半見てないのにな!(見なきゃ良いのに…)
どうやら始動したサマリタンに圧倒されているマシーン陣営。拠点を失い身分を隠し息を殺して仮の身分を暮らしてる。人助けどころではなく、常にサマリタンに検索され続けるサバイバル生活。
この戦力の削られよう、監視する側が監視される側にまわって汲々するさまはステキ。
もう使い所なく消えたかと思っていたイライアスの活用。
打ち捨てられた無価値な旧テクノロジーに活路を見出すフィンチ。
麻薬課の刑事という偽の身分で生きるジョンは第一話のラストで殺人課に転属、ファスコの相棒に。
劣勢はそのままですが、もろもろ新たな戦いへの状況が整う安心のスタート。
キャラの組み合わせの変化も面白いけど、「殺人課前任者」の使っていた机を挟んで、ジョンとファスコの間に流れる辛い記憶を共有している者同士の無言の会話とでも言いたげな空白の演出、イイですねぇ。
放送早いのはなによりですが、字幕版しか無いとかそんなオチでありませんように…。

ゴシップは知らないに限る。 [映画・テレビ]

貧者のスターチャンネル「ディーライフ」。
…どちらの気分も損ねそうな例えはヤメろ。

その新番組「スキャンダル」。
冒頭新人を迎える黒人男性スタッフ、彼はもう居ないらしい。素行不良でクビになったんだと。
これから見る第一話でもさぞかしカッコ良い活躍をするんだろうになぁ。
そして美しい黒人女性主人公初登場の字幕。
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台無しだと思うのは早計か。

「NY心霊捜査官」(2014) [映画・テレビ]

タイトルで行ってみた。
予想とは違ったがなかなか良かったですよ。

アバン。イラクの地上戦、何かと出会ってしまった地上部隊の悲鳴。
本編は雨と夜のブロンクス。目を凝らさないと何か見落としそうな画面の具合が絶妙。少なく絞られた情報量。そして目を凝らしてのめり込んでいると心臓に悪いものがすかさずインサートされる。
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主人公の刑事はどこの誰やらわからない六角形の顔の男。映画後半になってエリック・バナじゃないかと思い出す。ハルクとか、スタトレで禿頭鯨面の悪役なんぞやってるとこうして顔が覚えてもらえないという弊害が。でもこのストーリーに俳優が埋没してる感じは良かったです。刑事の相棒の他に若い神父(これまた目力のある六角形の顔の男)が登場するのだが、これがボーン・アルティメイタムでみんな出世していく殺し屋役で頑張ったエドガー・ラミレスでした。映画の終わりかけに気づいたよ(遅いな)。
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主人公が踏み込んだマンションの地下室で返り討ちにあいかけてるところに小さな十字架ひとつで飛び込んでいって容疑者をどうにかするって大変な場面を失笑を誘うこと無く成立させてるんだからたいしたものです。

クライマックスは「取調室での悪魔払い」なんですが、こう書くとどうしようもなくつまらなさそうですけど、どうしてどうしてこのくだり退屈しませんでしたよ。ちゃんとカタルシスのあるクライマックスとして機能してました。

理詰めで割り切れるホラー。どんなネタでもやり方一つだなぁと思いましたよ。
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猫好きは見ない方が良いかもね。

「フライトナイト 恐怖の夜」(2011) [映画・テレビ]

吹き替え。
ティーン向けヴァンパイアもの。
コリン・ファレルが出てるんで敬遠してたんですが、本命のホラーものを見に行けなかったんでつい。
ちょっと面白いのは、プロムに行ってくれる彼女もいる主役の男の子をアントン・イェルチン(新スタトレのチャコティ)というキャスティング。元オタクという付け足し設定はあるにせよ、どうもリア充臭がしてこない。友人が典型的美形なのもあって際立つ違和感。これはどうするのか面白い。
ヴァンパイア役のコリン・ファレルはあんまり美味しくなくないか。
ヴァンパイアハンターのていのマジシャンの方が良い役な気がするけどどういう事情なのだろう。
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誰だかわからん。 そして変身が解けてヴァンパイアから人間に戻ると眉毛がグッと太くなるというコリン・ファレルジョーク。
嫌われてないか?

なにやら妙なテンポ。というか唐突。観客がなにもかも知ってる前提のパート2のような。リメイクだから?

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主人公のママはセンチュリー21にお勤め。会社の備品でコリン・ファレル退治。

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ヒロインが使う武器が素敵。
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マジシャン、見たことあるとか思ったらドクター(10代目)!ハリポタより良い役!
劇場で3Dメガネかけてポップコーン食べながら、ちょいちょいモノが飛んでくる3D効果を笑いながら見たかったな〜。

「アイ・フランケンシュタイン」(2014) [映画・テレビ]

劇場。
現代まで生きていたフランケンシュタイン博士の作ったあの名無しのモンスターが、神と悪魔の戦いに巻き込まれて…というB級の下くらいの。
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こういう、神だ悪魔だモンスターだSFだみたいな愚にもつかないB級の下が大好きなツレに教えたところ、これがキレイにひっかかりまして、あの出不精が映画館探して雨の中見に行こうとか言ってきましたよ。

主人公のモンスターは無名の新人かポール・ベタニーがやりそうなところ、なぜかアーロン・エッカートが特殊メイクでツギハギの死体役で主演。
デニーロもやった役ですよ、とか言ってダマされたんだろうか。
それとも何年かに一回、何作かに一回は主演をやりたいところにつけ込まれたんだろうか。

基本、ろくでもないのは分かってるんですよ。ソレはいいんです。
想像通りのまごうことなき、ザ・B級の下でしたよ。ソレもいいんです。
ひとり1800円ですよ。定価ですよ。ソレだっていいんです。

ちょっとおもしろかったのは、最初っから最後まで、何が起きているのかを、いったん絵で見せているのにその後に登場人物が全部口で説明し直すという二度手間をするという…。
そして、作中人物がただの一回も「会話をしない」という…。
いや、お互い交互に喋ってるんで会話のように見えてしまうんですが、一切キャッチボールせずに言いたいことをぶつけ合ってるだけ…という…あ、これは「会話をしてるふり」!と気づいたときには正直ゾッとしました。しかも映画を先に進めるための都合の良いトークですらないという…すごかったなぁ。

でも不思議と腹はたたないんですよ。
この中二病でラノベでコミュ障なクソ脚本と、ツッカエツッカエ行きつ戻りつブレーキとアクセルを小刻みに踏むクソ運転で乗り物酔い起こして吐け!みたいなクソ演出に、劇場でひっどい目に遭わされてますけど、腹が立たないんですよ。
それは、最初のネタ一個の素敵さが、こんな脚本演出という足手まといの大荷物をぶら下げてるのに最後まで走りきるだけのパワーがあったのを無視出来ないから。
ほんとにそのネタ一個だけがたまらなく素敵なんですよ。百難隠す勢いで。
数寄屋橋次郎に卸されるマグロのとろのような(行ったこと無いけど)超素敵な最高のネタ。
その最高のネタを、くそ脚本とくそ演出(どちらも同じ人ですが)はジャムで煮るようなことをしてくれましたが。
そんなの食わされたのに、なんで我々は怒り狂ってないの?という自問自答に「味はさておきお腹はふくれたから?」と結論。
映画の最後、名無しの怪物がたどり着く終着点に、もしちゃんとした脚本と演出がなされてたら大感動していた可能性すらあります。

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」(2014) [映画・テレビ]

この銀河にはボクのことを見てくれている守り神がいらっしゃるのかもしらん(笑)

「ザ・フォロイング」視聴で傷ついたボクの心を癒し、ケビン・ベーコンの名誉を回復する素晴らしい映画でありました。
彼は出てないけどね!
出てないけどものすごく重要な役割を担ってましたよ。
なんの情報もなく見に行ったんで、冒頭、ヴィン・ディーゼルの名前を見つけて不吉な映画的予感にギョッとし、ベネチオ・デル・トロでエッと喜び、グレン・クローズの酔狂でお腹いっぱいです。凄いね。ヴィン・ディーゼルと大女優の組み合わせとなるとジュディ・デンチが出演させられた「リディック」を連想させてフッと顔に影が差しましたが、今回の彼は悪くなかったですねぇ。
80年代に地球から誘拐された主人公が今もウォークマンのカセットプレイヤーを愛用してるのもかわいい。
全身緑色に塗られたゾーイ・サルダナを見て「またお前か!」と。
彼女は好きでやってるのか、エージェントに強いられているのか。
しかしコッテリ緑に塗られてなお美しいというのは素晴らしい。
たいがいシュレック的ななにかになってしまうでしょうに。

全体、観客に先んじて次の展開に行くテンポの緩急が絶妙で好感の持てる出来でした。

しかしそれにしても本作のMVP、MOMはアライグマ兄さんですよ。
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あのかわいらしい凶暴で勇ましい小動物が物語と画面にいなかったらこの良く出来た映画はそれでも合格点からこぼれ落ちて失敗していたかもしれない。それほどに彼は映画全体をすくいあげ、観客の集中力をそらさないパワーを画面から発散し続けていましたよ。
それって、スターの仕事ですわ。

アホの子の追記


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