「フーテン」。

ブックオフが嫌いなのとはちょっと違うニュアンスでまんだらけが嫌いだ。
嫌いなものが多いね、まったく。
このどっちにも金を払いたくない。
んだが、永島慎二先生は好きだからしょうがないのだ。
買うのだ。

買ったのだ。
何度買ったか。解説には五度目の出版とある。最初の限定上製本以外は持っているから四回めか。
奥付にまんだらけの社長の名前があるのは失笑ものだがスルーしてやろう。
良い編集だもの。ほめなきゃ。
休載や中断の度に書かれた文章に涙がくる。指を噛んで我慢する。
ときどき心が風邪をひくコートさんと、屋台を押してるマリアと足のきれいなリコがやっぱり好きです。

あぁ覚醒剤うって頑張ってますなんて近況は書いちゃダメです、先生。お捕まりになられたし。

あの時、夏中ガスも電気も水道も止められることになった水彩少女の衝動買いは多分ボクの生涯の手柄です。このあとあれ以上のことは出来そうにありません。

先生、泣きそうです。