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「隠蔽捜査」「果断/隠蔽捜査2」。

「今日…いや、もう明日か」

ちょっと貴重なトチリである(時間SFだ(笑))

まぁ、続き物とはいえ2時間超の舞台を1日に2本というのは、ただ座ってるだけのこちら的にも無茶な話だったのだ。
ましてや舞台の上で演じるとなれば。
ナマで動く板尾さんが見たくなっての強行観劇でしたが、劇場に行ってみたら主演は、再演されるたび行っている「ウーマンインブラック」以来の上川隆也さんでビックリというか事前の情報遮断が過ぎるだろう自分。
上川さん演じる竜崎は東大出身のエリート警察官僚。
これがタイトルの示唆する不穏な世界の中で、正義を額面通り愚直にグイグイ実現しようとするものだから。

二時間ドラマ向きの話を無理くり舞台にしたような気がして、演劇的な喜びはあまり無かったのですが、ナマの演技を見るという意味では素晴らしい体験でした。
(フレンズが大人気だった頃、その週放送されたモノをそのまま勝手に舞台にかけたものがテレビのファンに大人気、というニュースを見たのを思い出しました。当然、著作権とかクリアしてませんから勝手にやるなよと、すぐに潰されちゃいましたけど)
歌舞伎の中村扇雀さんや、バレエの小林十市さんという素晴らしい才能との出会いもありましたし。
台詞の流れは完璧な出来の一本目と、疲労なのか上川さんがカミカミでもったいないやらハラハラするやらの二本目、出来たら二本目はベストのものをあらためて見直したいとこです。
クライマックスをさらった板尾さんの最後の台詞がアドリブかどうかも確認したいし。

ところで、主人公は1で浪人生の息子がうっかり覚醒剤に手を出したことで左遷されるのですが、うっかりな息子が2でカユくなるような夢いっぱいの夢を語るくだりで「こいつ、まだヤッてるんじゃないか?」と心配になりました。両親は喜んでいるようでしたから別にかまいませんけど。

客入りがいまいちだったのか2では三階席から一階席に自動的に代えられてしまったのだけど、これはよけいなお世話だった。
セットの床面には警察のシンボルである旭日章が巨大にあしらってあるのだが、値段の高い一階席からそのせっかくの工夫は見えないのだ。
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