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「ブレイブワン」(2007) [映画・テレビ]

例によってメが弱いので最前列で見た。
大スクリーン下から見上げてるものだから、薄く乾いて細かいシワが放射状に走ってる唇ばかりを見てしまった。



ジョディ・フォスターは前作、前々作、前々前作と、男役、父親役ならなんでも出るのだろうと思えるような作品に出ていて、その選択は作品の出来を保証してくれなくなっている。
けどまぁ今回は犯罪被害者が銃を持っちゃったらという話なので、どうなるのという興味で見に行った。
私刑は許されるのか。それで救われるのか。なにがしかの意見があるなら見せてもらいたいという好奇心で。



それとも、もっとファンタジーに下衆な有色人種の頭ばかりを撃ってカタルシスを与える作品になるとか。実際、撃たれるのも殺されるのも黒人とかインド人とかばかりで白人は死なない。あ、いや死ぬ場面は映らない。あれはどういう意味だ。



映画はどうだって転がれる。
計画的な犯罪者ではない主人公の犯行は、そこかしこに証拠があり、気の利いた警官なら映画が終わる見つけてしまうだろう。その見つかる見つからないで安いサスペンスになるとか。



彼女の職業ならではの方法でドラマチックな自白というのもあるか。



どれでもいいやと。



そうやって大概ゲテの予想をし尽くして見たせいか、本編は上等に思えたし、実際、映画館の外に何も持って出ないようなものにはなってなかった。



誰一人救われたようには見えなかったし、作中の正義が全て失われたのは、とても残念でしたけどね。あれしかなかったのかな。他になかったのかな。
と、考えるところを残したのがいいのかな。



「LOST」と「名探偵モンク」を見てる人にはお楽しみがあるかも。


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