「ぜんぶ、フィデルのせい」(2006) [映画・テレビ]
「再会の街」を見に行ったのだけど、コレを見て帰ってくる。
映画の殆どで怒っている、フクレッツラをしている、主演のニナ・ケルヴィル(8)。
その不機嫌顔はドン・チードルとアダム・サンドラーを見に行ったボクを十分に楽しませてくれました。
ある日、両親が共産主義に目覚めて生活が変わる。それは不自由なく暮らしてきた9才の女の子には不条理なストレス。極々おおざっぱに言うとそんな映画。
庭付きの一軒家から狭いアパートに引っ越したのも、反共主義者の家政婦がクビになったのも、バカンスに行けないのも、アパートに夜昼なくヒゲ面の主義者が集まってるのも、学校で宗教の授業が受けられなくなったのも、どうもキョーサン主義のせいらしい。
彼女は不条理を泳ぐうちに静かに成長する。
なんて消化力。
なんて軽やかな心の跳躍。
あぁ子供ってスゴい。
この場合、大事なのは「キョーサン主義」ではなくて「不条理」の方。キョーサン主義を宇宙人襲来や自分にだけ見えてしまう幽霊に差し替えてもアリだななどと乱暴なことを思ってみる。
そういえば、フィデルさんはもう退院されたのかしら。
「パンズ・ラビリンス」も見ておきたいな。
2008-01-30 23:49
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