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「再会の街」(2007) [映画・テレビ]

前回は、劇場まで行っていながら土壇場で8才の少女に浮気して見ずに帰って来たのですが、また週が巡って1000円dayがやって来たので見てまいりました。定価で見ろよ。
あのとんでもない飛行機事故で妻と三人の娘と飼い犬を失った主人公は、それ以来、仕事もやめて、家族がいたという記憶も無くして(もう一人の主人公である医大時代のルームメイトの存在も忘れてます)毎日台所のリフォームを繰り返したり「ワンダと巨像」(!)を延々プレイしてます。



アダム・サンドラーは、イライラするコメディアンですが、本作の彼の絶望具合は本当に素晴らしかった。あんな顔出来る俳優さんはいない。持ってるノイズキャンセリングヘッドフォンも同じだし、あのふざけたバイクと鞄も趣味だ。




「再会の街」(2007)



映画も良いさじ加減。
すごいなと思ったのは、二人が親友だった学生時代やその後、幸せだった時とか、それこそ前述の飛行機事故とか…回想を一切使わなかったこと。
使わずに、分からせたこと。
これって難しいことなんじゃないかな。
サッと入れたくなるのが人情じゃないですか。
キャッチーな映像だし、泣かせるんならそれ見せた方が楽じゃないですか。
それをしない。
なんか恰好良かったですね。
その矜持のおかげで映画は、あの事件にしばられない普遍性を得たって感じです。



良かったです。


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壇

そういえば回想シーンありませんでしたね。今気が付きました。
トラックバックありがとうございました。
by 壇 (2008-02-17 00:22) 

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