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「CURE」(1997) [映画・テレビ]





ビデオで持っていたのだが、萩原聖人の呟くような声が聞き取れなくて中途挫折のまま10年。
DVDでやっと鑑賞。



当時は、麻雀ばかりやってるダメな俳優の印象の萩原聖人だったのが、意図せずしてアカギを挟んだものだから、麻雀ばっかりやってるスゴい俳優ってことでたいへん好意的な先入観のもと楽しく怖がれました。
本屋で立ち読んだ黒沢監督の対談本にも萩原演じるキャラを例えに演出法を説くくだりもあって、実際の映像を見てなるほどなぁ、と。





あぁ、おっかねぇ。
…一言かよ。
あんな死に方も殺し方も怖くてかなわんなぁ、と思いましたよ。
そして、生き方も。
生き方が一番怖いか。
あの精神の汚染の広がりよう、気づかれなさにイノセンスを思い出したり。



次は見ずに溜めてた黒沢監督の「LOFT」か、地雷っぽい「呪怨パンデミック」か、誰か付き合ってくれるなら「ノーカントリー」を見ます。


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