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「ネクスト」(2007) [映画・テレビ]

ここんとこ、ニコラス・ケイジの作品選びは何の余裕があるのか、見る気がしないか、見ても途中で一休みしっぱなしのものばかりな気がする。
洋画劇場でアルカトラズの映画を見て、わぁやっぱりブラッカイマー凄いやとか思わされるのも悲しい。
マッチスティックマンにしたって、あのヒロインの設定だけで最後まで見れたようなものだ。
そして最後にたいしたものは(いや、素敵ですけどね)待ってなかった。少なくともカタルシスってなものは。
で、コレ。
文句言うなら見なきゃ良いじゃんという話なんですが、なんかこう、そういう見た後のガッカリが見当つくようなものをタラタラ見たい気分だったのだ。

あぁでもコレって元気なピーター・フォークが出てるんだよ。
それだけでこの作品には意味があるよ。
で、2分先の(自分の)未来だけが見える主人公が手品師をやりながら博打で食べてるところにロシアから盗まれた核が米本土でテロに使われる、みたいな騒動に巻き込まれて、彼の予知能力を利用しようとする(博打、しかもすごい一点張り)FBIのジュリアン・ムーアと、そうさせまいとするテロ集団の両方に追いかけられたりいろいろあって、ロス核爆発という話なんですけど。
かったるい前半を我慢して見てたら後半実に楽しかった。
何度も繰り返される少し未来のシミュレーションを踏まえて選ばれる最善策ってのが「シグルイ」の試合でお互い何度も殺される演出に似て楽しくて。
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ラストがオッと思う出来だったので、またアタマから見てしまいました。前半直す必要はあるし、後半都合よくインフレを起こしていく主人公の能力を説得力をもって説明できてないし、二度も見る必要のあるものでもないんだけどタマホリ監督作品らしく穴だらけなのにギリギリおもしろかったです。
主人公はずっとヒロインに変質者だと疑われてるんだけど、自分が変質者でないことを予知能力でズバっと証明出来るなんてのは監督の願望かもしらん。証明したがってたらの話だけど。
あ、変質者でないのを証明したのは紳士な振る舞いだ。
予知能力で証明できたのは誇大妄想の虚言癖でないことでした。
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