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「ソルト」(2010) [映画・テレビ]

レイトショー。
アンジー主演の米露二重スパイアクション。
たいっへん、しょっぱい出来…ソルトだけにな!アッハッハッハッ!

ふぅ。

彼女の唇がカッサカサで割れて血が出てたり、ポッテリと美しくエナメルチックに塗られてたり、すっぴんのように薄い肌色だったりのクチビル七変化がなければ、多分眠っていたか怒りだしていたかのスッカスカ映画でした。
きれーに何にもないの。
いきなり二重スパイの嫌疑をかけられてCIAの同僚に追われる立場になるアンジーってんで如何様にもおもしろくなりそうだったのだけど。
トム・クルーズ降板でアンジーというキャスティングは、おぉ!という感じだけど、これもし脚本の骨子がトム版のまま変わってないのなら、冤罪、変装、味方の本拠地に潜入って、ミッション・インポッシブルの大劣化コピーもいいところだ。よくそんなもの本家に見せたな。
もっと言うならオチも同じだ!
アメリカを守る主人公が実はロシアのスパイという設定は、ケビン・コスナー×ジーン・ハックマンの「追いつめられて」が面白かった。
なんてことを思い出しながらボンヤリ画面を眺めてました。
上映前には降板したトム・クルーズがキャメロン・ディアスと共演した、やっぱりスパイアクションの「ナイト&デイ」の宣伝が流れていて、さぁトムは最悪の選択はしなかったけど、その選択もどうかなみたいな気になる。スパイ映画のシリーズ製作途中で、また別のスパイ映画ってどうなんだろう。ましてやこれが既に興行的に失敗していて次作「M:I-4」は製作費カット、タイトル変更、トムのギャラは最低ランクにダウン、挙句もう一人若手スターをW主演で立てる…なんて悲劇的に彼のキャリアの足を引っ張ることになってしまっているのだから。
製作者でもあるトムはもともといつまでもこのシリーズで主役を続けることはないと言ってはいたけども、こんな屈辱的な形でそれが来るとは!まぁチームもマンネリ感出てきたし今頃必死で改訂されてる新しい脚本に期待しましょう。
なんてことを考えていても画面から何一つ見落としてないくらい情報量のない映画でしたよ、ソルトは。

監督が調子に乗って続編ではイーサン・ハント(トム・クルーズ。スターパワーが落ちてる弱みに乗じて?)やジャック・ライアン(ベン・アフレックの方。自分が監督した「今そこにある危機」のハリソン・フォードではなく?)にアンジーを追わせようなんて夢のあることをどっかでおっしゃってて、そのインタビューの方が本編よりよっぽど楽しいや。
というわけで2はおもしろそうです!

追伸、こんなぬるい映画のくせにエンディングで「この物語はフィクションで実在の…」とわざわざ字幕が出たのも腹立たしい。何の心配だ!
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qwertyjapan

ナイス、ありがとうございました。ソルトは私もみました。次は「expendable」が面白そうなので・・。只、出演者がロートルが多そうで・・ロートルの私がコメントする立場には無いですが^^
by qwertyjapan (2010-09-16 09:45) 

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