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初カムカムミニキーナ「かざかみパンチ」。 [文化・芸術]

初なんですが、なにやら懐かしい気配。
扇町や阪急ファイブ、近鉄劇場あたりで(近鉄劇場は大箱だったけど)パイプ椅子の補助席や座布団に体育座りで見ていたようなお芝居に、どこか地続きな感じ。
客席250の小劇場のアットホームな雰囲気は、初のボクにも居心地悪くない。
ファンの女の子たちの笑いの沸点は少々低いけど、吉本でコントの進行を邪魔するほどの考え無しなヒドイものを見てると全然善良で全く問題ない。
ほとんど同じ名前の二人の演出家、同時に稽古が進む同じ主人公を描くふたつの脚本、戸籍が無かったり役名を与えられなかったり他人に記憶されなかったりで自身の存在を確信出来ない役者たち。あ、この押井さんが好きそうな世界はボクも大変好ましい。
八嶋智人さんは、古畑任三郎でのムチャなレギュラーと同じように、ムチャぶりされたモノに説得力を与えて全体を整えるという役どころ。
元バカラヅカという子供のような設定にはなんだよと思ったが、演じる藤田記子さんにあれだけ見事に動かれてしまっては文句も言えない。

芝居が始まるときには暑くてどうしようと思ったのですが、劇場を出たときには日も落ちてるわ風は吹いてるわで鬼のような寒さ。なにこの気候。
そのあと食べた、あつあつの淡路鶏の実の親子雑炊が心底美味しかった。
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