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「劇場版 BLOOD-C The Last Dark」(2012) [映画・テレビ]

意外と!
意外と良かったですよ。
手描きのアクションも効果的によく動いてたし、CGのカーチェイスも光の映り込みからムチャな動きから技術が演出を制限しないへーっというレベルに。
古き者たちのデザインもテレビシリーズと違って、北久保版に連なる卑しさ、浅ましさを感じさせる哀れな異形の統一感があって良ございました。
冒頭の地下鉄アクションもオリジナルの別ヴァージョンという趣きでステキ。
乗客に犠牲者が出たのは残念でしたが、不幸中の幸いといってはなんですが車内でお化粧をするような女性一人が顔から食べられただけでしたし。

今回は茶番じゃないからお芝居もちゃんとしてて…と、書きたいトコでしたが、CLAMPさんの脚本だと意図した茶番劇なのか、オタクのオツムはこれくらいツルツルなんだろ?って書かれたベタな会話の区別がつかなくて…CLAMP別作品絡みのとこと、新キャラ絡みのとこと、とくに後者は背筋が寒くなる茶番劇具合でした。

(追記 でも見事な絵作りと演出をしてみせた監督さんはパンフのインタビューでCLAMPの脚本(この場合は会話でしょうか)をほめている…確かに最小限のセリフと秒数で状況を伝えるって仕事はしてる…)

あと今回の小夜はクスリが抜けてシラフだから終始芝居が重たくて、テレビとは声が馴染みのない別人で、意外にも寂しかった自分に驚き。
あのラリラリ声が聞きたかったのか!?
クスリをやめてたった半年なんだから、ふいにフラッシュバックでラリっても良かったんじゃないかと。

小夜の物語的にはこんなこともあったかもね、とタイヘン満足しましたよ。
早く北久保さんの演出で寺田克也さんの絵がゴリゴリ動く新作BLOODが見たくなりました。
その時は藤咲さんはいてもいなくてもいい別に。
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