奇妙な街

映画を見るためにかなーり遠ーいとこに行った。
変わった街だった。
いろんな意味で怖いとこだという先入観があった。
まんじゅうが一個10円だったり、おばあさんばかりでにぎわう立ち食いの串カツ屋さんがあったり（酒飲むでなし、おばあちゃんなのに椅子が無いのに集まってくるとか）、大きなブルドッグが「無料」と書かれて売られていたり。鼻の頭が乾いてひび割れてて可哀想だったな。
へーとか思いながらぶらぶら歩いてたら、昔、ここで迷子になったことを思い出した。あのときも、へーとか思ってるうちに迷ったんでした。

肝心の映画館はホームメイドってか手作り感あふれるとてもいい映画館でした。
毎日オールナイトで三本立てをやってる紫煙でもうもうの通天閣の映画館とか、浅草のハッテンバ映画館とか、いろいろ怖い想像してた自分が申し訳なくなる素敵さ。
お客さんも映画好きっぽいヒトばかり、ほかにも熟年のご夫婦とか。怖いヒトなんか全然いなかった。外の街にはいたけど（笑）中にはいなかった。
映画館のヒトもきびきびしててホントに気持ちよく見れた。
昔の名画座ってこんな感じだったかも。
また行きたい。
というか行きます。