「ブラックサイト」(2008)

誘拐してきた人間を次々と「時間のかかる殺し方」にセットしてネットでライブ中継、アクセスが増えるほど仕掛けはスピードを増して早く死んじゃう。FBIのサイバー犯罪捜査班は薄い悪意の、あるいはただの好奇心の積み重ねが人を殺す、どうしようもなさと競争しなきゃならない。
うあ、そそる設定と思ったんだけど、劇場には見に行けなくて。
そんなのあったら自分もちらっと見たくなるだろうなぁ。わかってますよ、それがダメなのは。
「ストリート・オブ・ファイヤー」が大好きなまま生きてきたから歌姫を演じたダイアン・レインも好きなまま。去年、前夫クリストファー・ランバートをフランス映画祭のCMで見かけた時もうれしかった。
いいかげんベテランつかおばさんなのにここんとこまた主演作が続いてるのが凄いや。
犯人をばらすタイミングやキャラクターの造形、殺しの残酷さ加減、子供を巡る危険の使い方、異常な殺され方をした死体、なんだか全部が良いさじ加減でこじんまりとだけどキレイにまとまってた感じ。好ましい。