「ハプニング」(2008)

シャマランの何もない怖い映画。
ただ、今見るとやっぱり意味が変わってしまう。
メニュー画面にも使われている、主人公たちを車に乗せてくれる農夫の家の近くに二本の巨大な原発の煙突が映りこんでいる。怖い。
ワケの分からないパニックの中で原発からの放射能漏れの可能性を指摘するラジオ局がある。
主人公たちが、風から逃げる。
公開時、その様子を笑った人も今笑えるかといわれればどうだろう。
ボクだって今、自分が吸ってる空気は怖い。

ジョン・レグイザモはGAMERでも途中でむごく無為に死ぬ役だった。
もっと良い役もらってきてあげれば良いのに。

「デビル」がもう一度、見たいな。

リンク先の主張を読んで合点がいったら署名してあげてください。このブログの文章は忘れて。

コメント 7

ワタシは結構好きですw　ジョン・レグイザモってあんな顔してるのに（？）いい味出すチョイ役多いよねぇ・・・・。
by tomoart (2011-07-20 03:46) 

改めて本人が脚本監督しないことの効用を確認しましたよ。
シャマランには良くも悪くもド外れたものを期待しちゃうんですよね。150点じゃないとダメ、見たいな。
巨大な先入観も持っちゃうし。
ジョン・レグイザモ、ありですねぇ。今からおじいさんになるまでずっといい味の俳優さんでいそうですね〜。
by inuneko (2011-07-20 07:19) 

(^_^)ノ　こんにちは。
深いですね～。　
もう一度見直してみるとまた味わいが違ってくるんでしょうね。
地味な映画でしたけれどもね。(^_^;
by Labyrinth (2011-07-20 17:51) 

地味というか「無」なんですよね。
青い空や流れる雲や木々の緑といった風景が恐ろしくなるまで、余分を削ぎ落したり隠したり。
レグイザモの死もロングだし。
今回メイキングを見たら少年が頭を撃たれて脳が飛び散る、みたいなキャッチーなシーンを撮影成功してからカットしてますからね。撃たれた少年は脳を放り出したままでロケ先の「あの原っぱ」でボールで遊んでて笑いましたが。
by inuneko (2011-07-20 19:46) 

3年前の映画ですね。
今観ると印象が違うのかな。

引き篭もりの婆さんが出てきてから、映画の印象がサイコホラーに変わったかと思った記憶があります。
屋上から人間が大量に降ってきた時は、名作の予感がした。

放射能雨の世代は、大気をあまり気にしていません。

by バラサ☆バラサ (2011-07-21 18:22) 

バラサ☆バラサさま
あの大量ジャンプはシンプルで効果的なスタントの傑作でしたね。
あのおバアサンが出てきてからの緊張感たるや素晴らしいものがありますが、メイキングでは、シャマラン監督にカメラが向くとその背後に必ずガラスの刺さった血塗れの顔でうつりこんでるというお茶目な方でしたw
by inuneko (2011-07-21 18:59) 

何もないこわい映画という表現がぴったりでした。
by m (2011-07-25 18:53)