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「劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸ノ篇」(2013) [映画・テレビ]

無間地獄!
堤作品らしく、起伏も緩急も無くひたすら平板なのでいつどこで終わるのか見当がつかない、という意味で。
とくに途中から始まって途中で終わる本作は無限に長い96分でした。
お話的にも、人間の形をした敵を失ってしまいましたからラストのトーマの怒りの矛先が漠然としてて感情移入も無理ですし。
すでにニノマエも城田くんも消費し尽くしてしまいましたし、前作ラストから新たに参加した向井君はラスボスなのか狂言回しの傍観者なのかまだ定かじゃありませんし。
完結編の前編、というか「さわり」、正確には「さわりの水増し」ですね。
TVディレクターは刺激的な映像をたくさん撮って何かしら作ったような気になっているのでしょうが、違いますよね。
観客は観客で、過剰な情報(大半は無意味)を浴びせられてナニカ見たような気にさせられて劇場を追い出されるんですが、それも勘違いですよね。
ひとの家に来てテレビ見てたらカネ取られた、的な無念さ。
払ったのはツレ(無念そう)だけどね。

腹を立ててるわけでもないし、0点ってわけでもないんですが、ただ映画館で見るからって、映画のつもりで見ると違うよってだけで。

天の感想 http://inuinunekoneko.blog.so-net.ne.jp/2012-04-29-2
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バラサ☆バラサ

堤幸彦らしいです。中身が無い。って、「ケイゾク」とか「トリック」とかテレビドラマは見ていなくて、映画だけですけど。
「20世紀少年」の龍頭蛇尾っぷりも酷かった。あれは、原作もそうなのですかね。あの作家、そういう悪評あるみたいだし。
by バラサ☆バラサ (2013-11-17 15:57) 

inuneko

バラサ☆バラサ様、コメントありがとうございます。
堤監督は、ストーリーを盛り上げる作業に興味がないか、間違って覚えてるんでしょうね。
テレビで見る分には気楽でステキな天才ですよ。
by inuneko (2013-11-19 00:13) 

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