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「デッドコースター」(2003) [映画・テレビ]

前作の一年後に起きる悲劇。
今度は多重交通事故からスタート。

前作の主人公はあの後、パリじゃないところで地味に死んだ様子。
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「私は恋人のアレックスも守れなかったのよ!」…その写真、絶対デヴォン・サワじゃないよね…。

新しい主人公はA.J.クック。クリミナル・マインドのJ.J.が若い…そして美しい!
そして精神病院に自主入院して顔色と性格悪く隠遁している前作のヒロインとの比較が残酷。
冒頭の痛快で悲惨な交通事故のスタントはマトリクスと同じ人がやってたはず。なんか思い出した。懐かしいな。
今回は死とやりあうメンツが高校のクラスメート限定ではなくなったので良い役者さん集められた感じで良かった。
殺される前に一回助かりそうな空気に緩めてからそこまで焦らしたのとは違う方法で徹底的に殺す、という演出も痛快で効果的。
監督かわったからかな?
でも次はまたジェームズ・ウォンなんだよね。

「ファイナル・デスティネーション」(2000) [映画・テレビ]

唐突にファイナル祭り開催。
もともとはXファイル用のプロットだったとか。
二本目くらいまでは見てたような気もするんだけど、Xファイルも途中から興味を失ってオチを見て無いのと同様な感じでフェードアウト。
今回はハスに構えて気楽にティーンホラー漬けになってファイナル感を楽しもうかと。

試写会で評判悪くて使われなかったエンディング。
良い死にっぷりだと思うんだがなぁ。アメリカ人ティーンにはこの後の締めのトークが辛気臭かったんだろうかなぁ。
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主演のデヴォン・サワよく燃えてるのに。
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ボクが見たのは二億円かけて追加撮影したものだそう。ボクはあの死のピタゴラスイッチみたいなオチよりオリジナルの諦観の方がしみたがなぁ。まぁこれは二通り見て比較しての感想ですからね。

「フッテージ」(2012) [映画・テレビ]

落ち目の犯罪実録モノ作家が新作執筆のための新居で見つけた8mmフィルムには、複数の家族が…後ろ手に縛られて木に吊るされ、プールに沈められ、車と燃やされ、寝室で首を切られ、芝刈り機で挽かれ…と、様々な方法で惨殺される様子が撮影されていた。経済的に困窮して次作のヒットが必要な主人公はそのむごい犯罪の証拠が勿体無くて警察に通報出来ない。
1960年代から連綿と続く家族が殺され子どもが一人拐われる、同じ手口の連続猟奇事件。
精神疾患を持つ子供の父親でありながら、自宅仕事に選ぶネタにしてはあまりに危険。
案の定、子供の具合は悪くなる。

「エミリー・ローズ」の監督だからまぁ間違いはないだろうと。
でも「地球が静止する日」の監督でもあるんだよなぁ。

主人公は地元の副保安官(保安官には世間をミスリードする俗悪作家だと嫌われてる)や大学教授の力を借りて(あくまでも個人的に)調査を進めるんだけど、犯行が記録されている8mmフィルムが良く出来ているのに比べて、挿入される「怪奇現象」「怖いもの」がことごとくタイミング悪くて手探り感満載でボタンを掛け違えてて間抜けで失笑モノなのはどうしたことか。
猟奇サスペンスに行きたいのか、主人公の精神失調からの転落に行きたいのか、ブギーマンネタのアメリカローカルの都市伝説ホラーに行きたいのか。
なんだか監督が脚本も書いて自分のお金で製作してイーサン・ホーク一人雇えるだけのちっちゃい企画だったのかなぁ。5年のブランクの間に仕事してないことで家族に何か言われたのかしら?
そんなことを思ってるうちに、意外にも主人公は執筆を諦め家からも撤退してしまう。家族と自分の為に!
ありがちな破滅まで粘らなかった!これはえらい!
と思ったのもつかの間、転居先の屋根裏に殺人現場の家で燃やしたはずの8mmが…そして追いかけてきたのは月並みなエンディングもだった。
あぁもうなんというか恐ろしい!
五年ぶりの仕事で、製作と監督と脚本を一人が兼ねて誰も止めない企画が恐ろしい。
二回くらい他人の手で絞りあげたら、あるいはあるべき姿になりえたんじゃないだろうか。

ホントに勿体無い!
殺され方はどれもなかなかだったのに。
特に家族四人並んで家の木に一斉に吊るされてだんだん動かなくなるとか、
手押し芝刈り機の進路を映すだけの退屈な映像にふいに縛られた被害者がフレームインしてくるショッキングさとか、
そこそこ良くなる要素に満ちてたんだけどな。
作り手の混乱かな。
續 さすらいエマノン (リュウコミックス)ミツヨシ完結編 (上) (ミツヨシ完結編) (JC.COM)

「スノーピアサー」(2013) [映画・テレビ]

(メモ)
内なる偏見との葛藤。
劇場で韓国映画を見るのはいつ以来だろうか?オールドボーイ?箪笥?



クソディストピアのクソナイスな終焉。
18年間走り続けてる絶望的な列車は、とうに滅びた人類の見ている走馬灯のよう。

痛みを良く伝える過剰で緩急の効いた優れた暴力描写は認めざるを得ない。
ハリウッド映画の枠でこれだけの狂気と熱量を保っていることも。
美しいティルダ・スウィントンに入れ歯をさせて、実に勿体なく贅沢に見たことのないお芝居をさせている…。
永遠に駅に停まることなく走り続けてる恐怖。
当分、長距離の乗り物ご遠慮したいボクとしては悪夢過ぎたわ。
列車前方車両の上流階級を守る兵士の武装が手斧というのがまた怖い。
狭い列車内で長剣は振り回せないし合理的な武装なんだけど間合いは近いし残虐だし、ローゼンリッター実写版って感じだったなぁ。

聞き取れた日本語は「バカヤロウ」「チクショウ」「ダイジョウブデスカ」「フユ将軍」「スシ」。

追記


「クリミナル・マインド8」#1感想。 [映画・テレビ]

ボクはシーズン5までしか見てない。
CSで未放送のシーズン6はまったくノーチェック。
シーズン7の第一話に続いてWOWOWの無料放送で視聴。
そのときはハイヴィジョン過ぎて全員の顔の皺にショックを受けた。特にホッチ。楽屋でインタビューを受ける舞台俳優を見たようで驚いた。あんなに塗るものなのか。
「ドーランの下で涙の喜劇人」というポール牧の言葉を連想したほどだ。
そのせいか事件の方は何も覚えていない。

さて、今回。
いきなりプレンティスがいない。
降板のニュースがあったのを思い出した。女性レギュラーのギャラが男性陣より安くてJJとペネロープが共闘、なんてニュースも。シーズン2で降板したギデオンはホームランドでCIAに勤めてたし、エルはパーソンオブインタレスト2で一話だけチラッとNYPDにいたけど、エミリーにもまた逢えたらいいな。
ニュースでは新キャラはリードとご縁がある設定とあったけど、どうやら単なる学者同士の付き合いのよう。むしろストラウス部長との確執の方が根が深くて比重が重そう。彼女はチームでおもしろく機能するんだろうか?いまどき暗室で写真の現像をしている謎の趣味人が登場したが、こいつがシリーズの縦糸だろうか。
数年先のスーパードラマTVでの放送を楽しみに待とう。



さて、クイズ「(ボクの愛するグラマラスな)ペネロープはドコへ行っていたのか?」
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BAUレベルでなくても簡単。

前回感想 http://inuinunekoneko.blog.so-net.ne.jp/2012-12-22-2
前々回感想 http://inuinunekoneko.blog.so-net.ne.jp/2012-02-03-2


激マン! 1 (ニチブンコミックス)激マン! 2 (ニチブンコミックス)激マン! 3 (ニチブンコミックス)激マン! 4 (ニチブンコミックス)激マン! 5 (ニチブンコミックス)激マン! 6 (ニチブンコミックス)

「ハンガーゲーム」(2012) [映画・テレビ]

2の公開が終わりそうだなーと思い、慌ててムービープラスで録画しといた吹き替え版を見る。
昨日の今日だと、何を見てもマイナス評価なのだろうけど、金かけてるのに虚ろな出来だなー。
味がしない。

字幕で始まって何にも起きない前半が勿体無いなぁ。
うまく畳めばゲームの時間を増やすとか出来たでしょうに。
どこの真面目なバカが脚本を?と思ったら原作者ご本人でした。一応リライト一人入ってるけど原作者様が書いたのを切り刻むのははばかられたか。

「死んだらどうする!?」さすがにこのセリフ、神谷浩史はうまい。

洞窟の中の様子も盗撮してるんなら、その下衆さを突き詰めて、もっとリアリティショーに寄せて個室で喋らせたり、負け抜けで人間関係悪くするなんてのも面白そうだけど、子供に見せられなくなるか。

結果、「ハンガーゲーム2」よりもデニーロ×トラボルタの殺し合う「キリングゲーム」の方を見たくなった。
少なくともアッチは殺し合いのさなかに色恋沙汰とかなさそうだし。
…ないでしょ?

トゥー・エスプレッソさよなら絶望先生(23) (少年マガジンコミックス)

「オンリー・ゴッド」(2013) [映画・テレビ]

なんというか…濃密な傑作でしたわ。
どう感想書いたら伝わるだろうと考えてたら楽しくて、あっという間に電車が降りる駅に着いてるほどに。

あらすじ的には、バンコクでムエタイジム経営してるアメリカ人の主人公とその兄。女を買いに行った兄さんは「女はこれで全部か。もっと若いのを出せ。16とか14才な!」とか言って店主や飾り窓の女性たちをボコった挙句買った少女を殺しちゃって、警官に復讐するよう強要された少女のお父さんにその場で殺されちゃう。すると今度はアメリカから兄弟のママが息子の復讐のためにやってきて、リンチの手引きをした奇妙なタイの警官と対決する…てな感じのシンプルな犬のケンカのようなストーリー。いかにもなハリウッドにエスニックな香辛料を振りかけただけみたいなファストフードがどうしてこんなに神話的で一部の隙もないスーパームービーになっているのか…。
最初は、オールバンコクロケの画面の垢抜けなくて迫力あり過ぎる色味やら、国籍年代不明の編集やらで、自分が何を見てるのかもよく分からなくらいだったんだけど。
そのうち、タイにもタランティーノみたいな才能があるんだなぁ!と失礼でトンチンカンな感心の仕方をした瞬間があったり。
出てきた瞬間、主人公の対決すべきラスボスは兄の仇でも警官でもなくコイツだ!と解ってしまう主人公の母親。息子の仇を取りに来るビッチでマッチョなママに嫌悪感を抱きつつも魅了されてたら、彼女が僕がポルノ的に大好きなポランスキーの「赤い航路」や、「ミッションインポッシブル」でトム・クルーズのチームにいたクリスティン・スコット・トーマスだとわかった時のさらなる驚き。
息子を触る時の肩や二の腕の筋肉が怖いよ。
そして、本作の主人公…ではないけど、核ではある奇妙な正義の顕現たるタイの警察官チャン役のヴィタヤ・パンスリンガム。彼は警官でありながら、正義を執行するとき背中から剣を抜いて罪に応じた罰を与える。
彼が背広からカタナを抜くたびにシュッリーイィン…ッ!とやり過ぎ過ぎる音が鳴る。
正義がなされるたびにチャンは警官しかいない店で長々カラオケを歌う。一作品中で三度歌う場面がある54歳のおじさん。とても奇妙!
絶賛もある一方で「なぜこの映画が笑い飛ばされないのか理解出来ない」と書かれるのはこの辺だと思うんですが…僕には、作品世界の秩序を守る彼の姿が、死後も食い合い殺し合いを永遠に続ける罪人をさばき続ける地獄の番犬ケルベロスにも見えてしまうほどだったんですが。
そんな僕でも、彼が直立不動でカラオケで三曲目を歌い上げてる瞬間映画が終わったのにはさすがにびっくり「えぇーッ!!なんだってーッ!?」と思ったりもしましたが、振り返るともうあれ以外の正解とか浮かばない…。

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「グリム」周回遅れ感想。 [映画・テレビ]

こっちはなー。
残念でしたー。
対象視聴者層が違うんだから一概には比較したらアカンのでしょうけども。
でも、そういうのと関係ない、単なるミス、アラはたくさんあったよ。
タテ糸の謎解きが進まないなーと思ってたら、そのまんまクリフハンガーだったし…。なんか無責任な感じ。
状況の全てを知る先代グリムを冒頭で失ったあと、素人と仲間が手探りで目の前の問題だけは解決していたものの全体像が見えてこない。タテ糸の謎を解くアイテムは一応登場してはいるのですが、モタモタした挙句どうにもならず、結局また物語のメンター役としてオバさんのかわりに殺されたはずの母親が付け足されて…という、この一周回って元通り的な、一から出直し的な、ひどく虚しいこのフリダシに戻る感。
ストーリーは何一つ進んでない…配置されたキャラクターは誰一人処理されてないままクリフハンガー。続きが楽しみで身悶える〜ではない感じの。

最終回は特におかしかった。
主人公が恋人に信用してもらうために、グリム一族の末裔として怪物狩りをしていることを告白する、というある意味クライマックスがあるのですが、このくだりの主人公の言動がおかしい。シリーズ通じて、どこの刑事ドラマに出しても恥ずかしくない、成熟し安定した現実的で有能な刑事、人間として描かれていたのに、突然、頭が悪くなっちゃう。この怪物の描かれた絵が彼らが存在する証拠だ、と言い出して恋人にドン引かれ、挙句、友人で、正体を隠して生きている怪物の一人に正体を見せてやってくれと後先考えずの独りよがりで迷惑なお願い。毒でも飲まされて錯乱してるシーンを見逃したかと心配になるほどに別人でした。何だったんだろう。
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呆然としてたらシーズン2の予告が始まった。
「シーズン1は序章に過ぎなかった…!本当のグリムはこれから始まる」的なこと言われて、改めてブチ切れ。
そっからヤレや…!


第一話感想 http://inuinunekoneko.blog.so-net.ne.jp/2013-07-30-1
予感は的中している。

「メンタリスト4」周回遅れ感想。 [映画・テレビ]

面白かった。
主敵レッドジョンを失った後シリーズをどう続けるんだろう?と思ってたら、車線変更もスピンアウトもせずに正当進化してました。
クライマックスお約束の、レギュラーの誰かが猟奇犯罪者に取り込まれて裏切り者になってる心配(僕だけか?)も良い感じ。
序盤、ヴァンペルトがキャラぶれするほどお化粧がどうにかしてたのは前シリーズから何かひきずってる表現だったのだろうか。
たくましいゲストも生き残ったし、次が楽しみ。
一方でとっとと決着しろよとも思いますが、本国では随分長く作られているようだし、しばらく付き合うことになるかと思う。

ところでこれは本編の問題ではなくゴシップの範疇なんだろうけど引っかかった一点。
キンブル・チョウ役の韓国系俳優ティム・カンが、731部隊をモチーフにホラー映画を撮るとかいうニュース。エンターテイメントならなんでもいいとは思うけど、政治的広報として使うんだとさ。
まぁ、好きにしたらいいんだけど。
こういう本編のキャラとそぐわない素が見えてくるのはドラマのファンとしてはしんどい。
モテモテの主人公がゲイカミングアウトの時も、趣味はさておき何故ドラマ終わってからにしてくれなかったんだ的な。
まぁ、その日本を下げたいだけのホラー映画も面白そうならボクはエンターテイメントとして楽しませてもらうかも、ですがね。
主役の日本人はティム・カンが日本語で演じるそうですから。

あ、あとこれはいよいよ別作品の文句なんですけど、サイモン・ベイカーの前作「ニック・フォーリン」のDVDタイトルを「ヒューマニスト」に変えた人はちょっと浅はかだしオカシイわ。
CSで使った「堕ちた弁護士ニック・フォーリン」のままで分かりやすくて良かったのにね。
たった六文字で設定とあらすじまで分かっちゃうナイスタイトルじゃん。
「ヒューマニスト」で何がわかるの。

シーズン3感想 http://inuinunekoneko.blog.so-net.ne.jp/2012-11-13
ホシサトウ戦の感想 http://inuinunekoneko.blog.so-net.ne.jp/2012-09-24
それ以前の感想 http://inuinunekoneko.blog.so-net.ne.jp/2012-05-10

「スペック バツ二つ」(2013) [映画・テレビ]

ケイゾク以来の堤監督テレビドラマ作品ファンのツレチョイスだったので感想はあんまり口にせず。
なんせその後の高級和牛スキヤキはヤツのおごりだ。肉は気分良くおいしく食べたい。

どうしても見せたいモノ無かったのに作っちゃったんじゃないか?という疑問は感じたけど。
前編が過去映像使い回しで水増しの予告編だったので、後編はキツキツの駆け足、しかも二時間超えの長尺になっちゃうんじゃないかと案じていたら、後編も前編と同じ90分。
そして、驚いたことに今回も時間が余ってしょうがない様子。
前編が野々村課長のPVだったように後編はトーマのソレでした。人気絶頂のアイドルが映画に初主演してもこんなには映さないだろというくらい映ってました。
一座の看板が、不在の脚本の責任をとらされ、出ずっぱりで穴を埋めさせられてる様にも見える。

この作品が、他の映画やアニメや漫画の邪魔にならないと良いな。
いろいろ上っ面だけをカスめ盗ってるのを見ながらそんなことを思いました。

ただし、褒めるところの無い本作にただ一箇所、二度目の警官殺しで警官のリンチに会う瀬文、という不幸なエピソードの存在だけは素晴らしかった。
スキヤキ肉も上等で美味しかった。

「ゼロ・グラビティ」(2013) [映画・テレビ]

なんとか帰りついて、なんとか復活出来ました。

無限に回転し振り回され続ける続ける恐怖。
あぁスゴい映画だった、もうおなかいっぱい、と思ったのが冒頭の寸劇に過ぎなかったという…映画の終わりの無い恐怖。作品の着地点の見当がつかない恐怖(あ、うまいこと言いましたか?)。
実際、アトラクションにうっかり乗ったら一時間半回転し続けますと言われたような絶望感。
見終わって場内見回したら、近くのカップルの女の子のほうが撃沈して座席でグッタリしてたし。
あらら…可哀想に。

映画的な感想も少し。
ストーリーも何もない暴力的な3DCGを楽しむことに特化したアトラクションムービーなのかな…それにしちゃサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーは贅沢じゃないかなとか思ってたら、あまりにも暴力的な3DCGが突出してますが脚本も緩急効いて逆転逆転また逆転、ピンチも諦観も幻覚もユーモアもあって、なによりちゃんと主人公の成長まで描かれてるという…ホントにちゃんとした映画でしたわ。
暴力的な3DCGがスゴ過ぎるだけで。
まる24時間たちましたけど、まだ頭の中に無限の回転が残ってる感じでツライ…。今夜も別の映画を見てスキヤキごちそうになったりしたんですが、今夜のではなく昨日の映画の影響が残ってるという…。
いや、恐ろしい映画体験でしたわ。

あ、あと、スゴいなと思ったのは冒頭「錯覚」があったんですよね。アップになったサンドラ・ブロック見て「あ、このヒト、おっきい。5~15m?」という大錯覚。
リュミエール兄弟の時代の、映画見たことないヒトじゃないんだから、画面のキャラが大写しになったのを見て巨人だ!とか思った自分にビックリ。
ボクが間抜けなだけなのか、誰にもそう思わせる仕組みが演出されてたのか…二度と3Dで見ることはないだろうから確認も出来ませんが不思議な体験でしたね。

「ゼログラビティ」(2013) [映画・テレビ]

第一報ロビー「グラビティまじ酔うキツイぼろぼろ飲みすぎと一緒ヨロヨロ摺り足帰宅中アカンかもクソー」




酔客満載のJR車中の第二報…ソフト化されても絶対ヘッドマウントディスプレイで見ない…つか無理。死んじゃう。まだ家にちゃんと帰れるかわかんない。

「宇宙人ポール」(2010) [映画・テレビ]

「ゼログラビティ」を早く見たいんだが、雨だし寒いし。
HDDの中の見てない映画の中で楽しく見れそうなのということで。
見てないの消化するだけで一生終わりそうなくらいあるんだけどどうしようかコレ。
サイモン・ペッグとニック・フロストの映画は全部見たのかな。全部というほど数ないのか。ショーンもホット・ファズも随分タイミング遅れて見たような気がする。
スタートレックやミッションインポッシブルよりこっちの路線の方が良いなぁ。
下っ端捜査官の一人はサラ・コナークロニクルズで活躍したシュワちゃんぽい彼だろうか。あのヲタ捜査官二人がポールを助けるポジションかと思ったんでキャラブレたと思ってしまったけど、昨日に引き続き、いいようにミスリードされてたわけか。
連日連夜、簡単な観客だなオイ。
ゾイル捜査官役のジェイソン・ベイトマンの爽やかな笑顔に見覚えがあるんだけど思い出せない…ググッたら、何本か見た映画に出てるんだが…やっぱり思い出せない。

冒頭の予告編に入ってた知的障害者が両親に憧れてポルノスターを目指すってコメディにドン・ジョンソン見かけてちょっとショックだわ。いや、おもしろい映画ならいいんだけどサ。
ソニィ・クロケット刑事には粋に大活躍して欲しいよなぁ。

「鑑定士と顔のない依頼人」(2013) [映画・テレビ]

ただ白い壁を映すカットがひどく残酷。

珍しく劇場行ってきましたよ。予告編から好みのネタではあったんで観れてよかった。
二時間くらいキャラと一緒にあぁみんな幸せになって良かったねぇとか思いながら見てたら、残り10分になって不意に見えないところを並走していたもう一本のストーリーに映画を乗っ取られて満員の客席全員もらい事故死的なクライマックス。ざわついてました(笑)
してやられた。
ものすごく油断してしまった。
ジュゼッペ・トルナトーレ監督、上手だなぁ畜生。
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二回目の方が映画全体の仕組みが見えて面白いだろうね。
オイホノオ 11 (少年サンデーコミックススペシャル)

うちのレコーダーは賢いなぁ。 [映画・テレビ]

おまかせ録画が「幻界エロス教典竹取物語」(2011)っての録画してたわ。
多分、ジブリあたりからの連想なんだろうけど。
世間さまが高畑さんのを見てる時に…とも思ったのですが、せっかくレコーダーが録ってくれたんだからと早送りで見てみたんですが、あまりの出来にエロいところも早送りのまま2分くらいで見終わりました。
このお利口な機械め。
誰がどこ向けに作ったのか逆に興味がわいて調べたらシリーズ化されてましたよ。

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「クローバーフィールド/HAKAISHA」(2008) [映画・テレビ]

一度やってみたい人体実験があったので。
いい具合に中身も殆ど忘れてるし。
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ゲロゲロピュー。
人は正座の姿勢から嘔吐出来る。ヘッドマウントディスプレーで見たらこうなるとわかっていたことの確認に無茶し過ぎだ。
いい大人がゲロ吐いて涙目で90分なくてありがとう、とか…もうアホかと。

劇場公開時の感想 http://inuinunekoneko.blog.so-net.ne.jp/2008-05-04-1

「2001年宇宙の旅」(1968) [映画・テレビ]

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劇場リバイバル含め何度も見てるが、まだイケる。何度でも見れる。
今回は風邪のせいで軽く朦朧としてる。そんな体調でフラフラ転がって見るならこの作品が至福。
というか、ぼくは今までコレのストーリー分かってないで好き好き思ってたわ。
初めて気持ち良く理解のスジが一本通った感じ。今ごろか(笑)

エルキュール。 [映画・テレビ]

BBCニュースでポアロの最終エピソードが本国で放送されたという報道。
最後って言うと「カーテン」か。
クリスティー全部読もうと思ってた中学時代に、最後に読もうと思っててコレとミス・マープルの最終作はうっかり未読だ。今度こそ読まなきゃな。
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ドラマも一部流れたが、ポアロの車椅子をお久しぶりのヘイスティングスが押してるってだけでクルわ〜。
近年の数本は迷走しててアレンジには満足できない出来が続いてるけど、それでも楽しみに思わずにはいられない。オリエント急行みたいなことにはならないで、と祈る他ない。
日本ではいつ見れるんだろう。

「ドリームハウス」(2011) [映画・テレビ]

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ボンドと違って、終始ショボンとした顔のダニエル・クレイグ。
忙しい出版社づとめを辞め、田舎に買った家で家族と過ごすことを選んだ彼の身になにやら起きるんでしょうなぁ。雪に閉ざされた一軒家で作家を目指すあたり、奥さんがキレイなシャイニングなんかな。ホラーでもサスペンスでも心理劇でもどうとでも展開できる出発点。
新しく買った家では以前父親が家族全員を殺す事件があった(よかった!先住民のお墓じゃなかったよ…)とわかるあたりから不審な出来事が次々一家を襲う。
可愛すぎる奥さんと二人の娘の描写と、隠し事をしている風の警察と隣人。
主人公が見え見えの謎を不器用に解こうとする前半はどうしようと思いましたが、生きながら地獄に暮らす主人公の苦悩と、怒涛の悲劇釣瓶撃ち、そして奇跡の救済が行われるクライマックスでは正直大号泣してましたよ。
(ただ、公開当時の感想読んで回ってたらラストは試写で評判が悪くて改変されたとか。ボクの感動した部分は脚本にあったんだろうか…)


「人殺しを祝福せよ。家族殺しを祝福せよ」
「パパ、またわたしを殺すの?」
頭の方で出てくるこのセリフは地下室に入り込んだ近所の若者が黒ミサ気取りで言ってたセリフなんだけど、事実を知らない第三者による具合の良いあからさまなミスリードで、ゾクゾクさせていただきました…思わず書き写したくなる好ましいセリフではあるんだけど。

「トロール・ハンター」(2010) [映画・テレビ]

冒頭、283分の匿名のテープを元に作ったと説明されて暗澹たる気持ちに。
おぉ神よ、90分以下になってますように!
ノルウェーの大学生のバカが撮ったクマの密猟モキュメンタリーのていをとっているのですが、取材テクが行き届いてないからイライラして作品に入りにくい。バカが撮るならはみ出るバカにすりゃいいのに、手足の短いバカなもんだからモタモタと…バカが常識やら手順やらを踏み外す流れで作りゃテンポよくていいのに、主人公が作中の取材にも作品にも全く役に立ってない。
撮影とだが

…と、いろいろ書こうと思ったんですが、アタマっからしっぽまで全部文句になりそうだからやめる。
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絵で書くとだいたいこれで言い尽くせる映画でしたよ。
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